お金持ちの人はよく贈り物をする人が多いですが、豊かになるためには与えられる側ではなく、常に与える側にまわるべきです。人に気前よく与えるためには富を生み出す能力が必要になるわけですので、常に贈り物をしている場合は、意識の上で自己評価が高くなります。人に分け与えるということは、豊かさを生み出す能力が自分にはあると世界に宣言することを意味しているからです。
逆に、人からほどこしをもらっている場合は、自分では豊かさを生み出す能力がないといっているのも同じです。これは無意識のうちに、人生において大きな影響を与えることになります。
ですので、人に奢られるよりも常にごちそうする側にまわるべきです。そして余裕があれば、できるだけ寄付や慈善活動にも参加するとよいでしょう。「与えること=豊かであること」と同一なのです。逆にいえば、豊かになるためには、与える人生を歩まなければいけません。
富豪は成功してから寄付をする人が多いように感じられるかもしれませんが、貧しいうちから寄付を習慣にしていたという人が案外多いのです。逆にいえば、常に与える人生を歩んでいたからこそ、富豪になれたといってもよいでしょう。贈り物をする効用は贈る人に対してもそうですが、何よりも自分に対しての利点が多いのです。